有痛性外脛骨の症例報告

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※この症例は本人の特定ができないように、一部情報を改変しています。施術の内容などは正しい情報なので、参考にしてください。

有痛性外脛骨とは

■有痛性外脛骨の病態

10〜15歳のスポーツ選手に多く発症する足部障害で、見た目の特徴としては、足の内側の骨がボコッと突出しています。

有痛性外脛骨の発生機序

一般的に、外脛骨に停止部を持つ後脛骨筋の牽引力が加わることで炎症が起こり、痛みが出ると言われています。

後脛骨筋に引っ張られるようなストレスがかかる原因としては

  • 急激な運動負荷
  • 繰り返しの運動負荷
  • 捻挫などの外傷
  • 扁平足

詳しくは1万字超えのnoteに書いてあるので、是非そちらも参考にしてください!

有痛性外脛骨に対する筋膜調整【触診動画付き】

 

基本情報

12歳 男性

サッカーのCB

コロナが落ち着き練習後から痛み

整形外科等は受診し、安静の指示

既往歴

1年前 右小指の骨折 固定1month

捻挫はなし

筋膜が硬かったポイント

足趾-内旋

足関節- 内旋

膝関節-内旋

膝関節-外旋

股関節-骨盤はくすぐったいのとことで精査出来ず

これらより内旋-外旋のラインを施術することに決定

施術したポイント

膝関節-内旋

足関節-内旋

足趾-内旋

膝関節-外旋

 

施術後の経過

1回目の施術で圧痛は減るも、最突出部、上部の圧痛は残存。

2週間後に再診。

練習はできていて、圧痛は減っているとのこと。

しかし、上部、最突出部の圧痛は残存。

再度内旋-外旋のラインを施術すると、最突出部の圧痛はなくなり、上部の痛みだけ残りました。

経験上、上部の痛みは最後に取れることが多いです。

お店では実際のゴールである「インサイドでボールを蹴る」をチェックできないので、ストレッチポールで叩いたり、ただ押すだけよりも強い負荷をかけるようにしています。

(注)もちろん選手に許可を取って、ボールを蹴る動作の確認のために叩いています。

施術結果はこちらの動画をご覧ください。

 

有痛性外脛骨を施術するときのポイント

圧痛は丁寧に4箇所 or5箇所チェックする。

膝関節-内旋が硬くなっていることが多いので、入念にチェックするようにしてみてください。

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