筋膜調整のフローチャート

こんにちは。
無料で開催中の筋膜触診コースも中盤に差し掛かり、ペアでの施術のワークを行いました。
触診に関しては受講生のみなさんは少しづつうまくなっていますが、施術経験が少ないので、施術プログラムの立案に困っていました。
筋膜触診コースを開催してみて、つまづきやすいポイントがわかりました。
今回は施術をフローチャートにしましたので、紹介したいと思います。
つまづきやすいポイント
筋膜の施術は問診で既往歴を聞くことが重要です。
既往歴はどの部位を評価するか決めるための必須の情報です。
しかし、せっかく聞いた既往歴の情報を忘れて、ついつい痛い場所の触診に夢中になっている人が多いです。
前回の受講生の例では
主訴がドケルバン病様の親指の疼痛のペアに既往歴を聞いたにも関わらず、痛みのある手関節だけを触ろうとしていました。
これだと、痛い部位をマッサージしている街の整体と変わりません。
筋膜調整のフローチャート
動画でも解説していますが、フローチャートに沿って流れを再確認しましょう。
①今の痛み、既往歴を問診で聞いて触診する場所を3つ決める
足関節捻挫後から、腰痛が出ている症例では既往歴の足関節、痛みのある腰部、間の股関節といった感じで3つを選択します。
ついつい、患部ばかり触診しがちですが、しっかり既往歴で聞いた情報を反映させましょう。
NGパターンは腰部と股関節のみ触診する。
②3箇所触診した結果から、どの方向の筋膜の硬さがあるかを確認
足関節、股関節、腰部の触診で全ての分節で前方の筋膜の硬さがあれば、前方のラインを選択。
もし、3つの文節で共通する箇所が少なければ、もう1箇所追加して、ラインを決める。
今回の例であれば捻挫もあるので足趾の触診も追加する。
③ラインを決めたら、ライン上の触ってない箇所を触診してライン上の筋膜の硬さの優劣をつける
硬さがある場所から施術する。
ここは触診結果が全てです。
離れたところからやるわけでもありません、触診結果が重要です。
ひとつルールとして患部から施術を始めることは避けましょう。
④筋膜の硬さあるところの動きが良くなるまで圧と刺激を加える
①と②でミスをする方が多いです。
そうなると、冒頭でも述べたように痛いところだけをマッサージする街の整体と変わらないですし、既往歴を聞く理由もなくなりますしね。
筋膜の施術は仮説がかなり重要になります。
もし、施術プログラムの立て方に自信がない人はもう一度動画を見直してみてください!
臨床で使えるようになりたい方はコースに参加して、みっちり学んでください。
現在時期コースの募集時期は決まっていませんが、大阪では年末から年明けから第二期開催しようと思っています。
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