【ワニゼミ限定】特殊事例・禁忌

 

注意事項

当社が提供している筋膜へのアプローチや考え方などのノウハウは、当社のオリジナルが含まれるため、筋膜リリースや筋膜マニピュレーションなどの手技とは異なります。

ですので、対人での会話やSNSでの書き込みで当社から筋膜リリースや筋膜マニピュレーションを教わっていると表現するのはお控えください。(筋膜に対するアプローチという表現であれば問題ありません。)

また、当社が提供しているコンテンツの内容がわかるもの、例えば筋膜のポイントが書かれている資料や写真を第三者に見せる事(職場やSNSなど)もお控えください。

 

絶対的禁忌

 

筋膜の施術が禁忌になるものを紹介します。

 

発熱

 

重篤な免疫抑制

 

施術領域の皮膚損傷

施術では摩擦刺激を与えるため、皮膚が損傷しているとその損傷を悪化させてしまう。

 

術後の縫合部も同様。

 

血栓性静脈炎・血栓症

血栓が飛んで肺塞栓などになるリスクがある。

 

相対的禁忌

場合によっては筋膜の施術が禁忌になるものを紹介します。

 

リンパ浮腫(ステージⅢ以上)

 

非協力的な人

施術に理解が得られない人や、施術の痛みを受け入れられない人は無理して行ってはいけない。

 

癌ができるとコラーゲン繊維が癌を取り囲み浸潤を抑えると言われている。

筋膜の施術ではそのそれを壊して癌の浸潤に繋がる可能性がある。

なので、癌がある近くの部位の介入は避けるべき。

離れた場所であれば良いとされているが、事前の説明と同意書の記入が必要。

 

分析なしの最近のトラウマ

 

 

重篤な出血障害

 

 

副腎皮質ステロイド治療

 

過可動性な部位

過可動性な部位に対しては、助長させる可能性があるため注意が必要。

 

強直

すでに関節が 強直している場合は骨破壊をきたすため禁忌である。

 

特殊事例

 

以下の例は改善までに回数がかかってしまったり、大幅な改善が難しいケースであるため、事前に説明が必須になります。

 

拘縮肩

筋膜以外の組織が原因で拘縮が起きているケースでは、筋膜へのアプローチでは改善が難しい。

特に屈曲90未満などで多い印象。

 

拘縮ではなく、痛みや機能の問題で屈曲90未満であれば改善できるケースが多いが、拘縮との判別が必要。

可動域制限が起きてから2ヶ月以上経過している例では、組織の拘縮が起きている可能性が高い。

 

拘縮があるケースでは夜間痛や安静時痛の軽減をゴールとする事が現実的な事が多く、それ以降のリハビリは近隣のクリニックを紹介できると良い。

 

 

組織の肥厚

アキレス腱炎の人でアキレス腱の肥厚が起きていると、痛みの改善までに回数を多く必要とする可能性がある説明が必要。

 

臼蓋形成不全

股関節の構造上の問題があるケースでは、施術によって痛みや可動域制限が完全に改善しない可能性がある。

特に可動域制限は残る可能性が高い事を説明する必要がある 。

 

妊婦

妊婦に施術をして早産や流産になる事は科学的に証明はされていないが、妊婦さんに何かがあると〇〇が原因だったのか?などのようなトラブルになる可能性がある 。

 

なので、科学的根拠はなく施術は可能だが、施術前に同意書に記載していただく必要がある。

 

実際に施術をするとなっても『前内側』のラインと『足関節-内旋』『手指-外側』は避けた方がいいと言われている。(根拠はないが)

 

パツン系

皮膚を触った感触で、以下のような状態の人は改善までに回数がかかってしまう事が多い。

  • 皮膚がつまめない
  • 皮膚が滑らない

 

なので、事前に回数が多くかかりやすい事の説明が必要。

 

頭痛やめまい

頭痛やめまいがあるケースでは介入後に筋膜のバランスが変わる関係で、一時的に頭痛やめまいなどの症状が出やすくなる事や、悪化する可能性がある事を事前に説明しておく必要がある 。

 

糖尿病

糖尿病になっていると組織の回復が遅くなる傾向があり、施術による改善も回数が多くなりやすい傾向があるため、事前に説明をしておく事が必要。

 

症状がとても強い例

痛みや痺れ、感覚障害が強いケースでは、改善までに回数が多くかかるか、もしくは完全な改善が難しくなるケースがある。

 

特に神経の圧迫や関節の変形が強いケースでは完全に症状が改善しない可能性が高いため、最終的には医療機関にて医師の指示に従う流れに可能性がある事を説明する。

 

構造的な問題がある例

レントゲンやMRIにて構造的な変化が強く確認できるケースでは、痛みが完全に消失しない可能性があるため、事前に説明をする必要がある。

 

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